イセエビは15分で完売 大和村で「おさかな祭り」 魚のつかみ取りも
まほろばやまと漁業集落(元山栄作代表)は20日、鹿児島県大和村津名久の奄美漁協大和支所前で「第3回おさかな祭り」を開いた。鮮魚やエビ汁の販売、魚のつかみ取りがあり、多くの家族連れなどでにぎわった。 魚食普及を推進し、水産業の振興と地域の活性化を図る目的で開催。今年はイセエビやソデイカ、ハージン、カンパチなど総量100キロ超の鮮魚とエビ汁300食を用意した。 売り場は午前11時の販売開始前から長蛇の列ができ、30キロ分用意されていたイセエビは開始後約15分で完売。即席のいけすに放たれたアカウルメのつかみ取りも人気を集め、子どもたちが水しぶきと歓声を上げながら獲物を追い掛け回していた。 家族で訪れていた児童は「つかみ取りで1匹捕まえられた。お魚が好きなので、食べるのが楽しみ」と喜んだ。 元山代表は「想像以上のお客さん。漁師も高齢化で材料の用意も苦労しているが、若い人を中心に頑張ってもらいたい」と話した。