もし『呪術廻戦』が実写化したら…? 妄想キャスト予想(8)無邪気な悪意が恐ろしい…最大の宿敵は?
芥見下々による漫画『呪術廻戦』。本作は、人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊と対峙する呪術師の闘いを描いた、ダークファンタジー作品だ。今回は、原作、アニメ、劇場版すべてで大ヒットを打ち出す人気作を、「もし実写化されたら」というテーマで妄想キャスティングする。第8回。(文・編集部)
真人(まひと)
演じるなら、この人! ~塩野瑛久~ 特級呪霊のリーダー的存在であり、主人公・虎杖悠仁の最大の宿敵、真人。見た目は、物語中盤までラスボス的存在だが、発生したばかりの呪霊ということから無邪気で子供っぽい。人間の形をしているが、呪詛師とは違い、あくまで呪霊であるため、基本的に人間をオモチャとしか思っていない、悪役の中の悪役である。 正直、今回の8人の中で最もキャスティングに難航したキャラクターである。熟考の末、導き出したのが塩野瑛久をコンバートするという案である。ビジュアル面のハマり具合は上々だろう。真人は、色白い肌に継ぎ接ぎしたような皮膚が特徴だが、そこは特殊メイクの力を借りたいところ。 劇団EXILEのメンバーである塩野は1995年生まれ。大河ドラマ『光る君へ』では高貴な一条天皇、ドラマ『ゴールデンカムイ』(WOWOW)では元ヤクザ、そしてドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系)では気弱な新入社員と、2024年は個性の異なるキャラクターを見事に演じ分け、飛躍の年となった。 特に『ゴールデンカムイ』では、色黒い肌に長い髪を結ったひげ面のアウトロー役が完璧にハマっていた。従来のイメージとは異なるキャラクターに見事に息を吹き込み、目の肥えた原作ファンをも納得させてみせた。 近年、様々な作品に引っ張りだこの塩野だが、どんな役でも見事に演じきってしまう役者としてのポテンシャルを活かして、次は呪霊である真人を演じ、俳優としてさらにステップアップしてほしい…という期待を込めて名前を挙げさせていただいた。 (文・編集部)
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