川辺川の流水型ダム用地98%取得 説明会で報告
熊本朝日放送
熊本県の川辺川に建設予定の流水型ダムについて、法に基づく事業認定に向けた住民説明会がありました。 国の川辺川ダム砂防事務所が開いたもので流水ダムの建設予定地における用地取得の状況などが報告されました。 国は、11月までに1203件の用地のうち98%を取得しており、残りの20件あまりについても、任意による用地交渉を続け、土地収用法による事業認定に向けた手続きを進めるとしています。 質疑応答では、流水型ダムの建設で、大雨が降った場合の川の濁りやアユの生育への影響を懸念する声が上がり、国は、工事期間中に濁りを軽減させる処理施設を設置することなどを説明しました。 ダムの本体工事は2027年度に始まり2035年度に完成する予定です。