<タカラトミー>話題の大人向けホビー「T-SPARK」の狙い “らしさ”と“らしくなさ”を融合
タカラトミーがハイターゲット向け新ホビーレーベル「T-SPARK(ティースパーク)」を今夏から展開することが話題になっている。タカラトミーはこれまで「トランスフォーマー」「ゾイド」「ダイアクロン」などのハイターゲット向け商品もあったが、これまでにない商品も展開していくという。タカラトミーの担当者に「T-SPARK」の狙いを聞いた。 【写真特集】タカラトミーの本気! プラモ、フィギュア続々 写真を一挙公開
◇大々的な発表 情報量多すぎ
「T-SPARK」は、5月にツインメッセ静岡(静岡市駿河区)で開催された模型の展示会「第62回静岡ホビーショー」のタカラトミーのブースで発表された。ブースには、これまで見たことがないような商品が並んでいた。
新たな合金モデル「鋼鉄機神 アダマスマキナ」シリーズの第1弾として「トランスフォーマー」シリーズの「AMT-01 ロディマス」を展示。「超可動」「組み立てやすさ」「コレクション性」を高めたプラモデル「REALIZE MODEL」シリーズ「RMZ-01 ブレードライガー」「RMZ-02 ジェノザウラー」もお披露目された。
玩具「TOYRISE」シリーズの第1弾として「勇者エクスカイザー」のキングエクスカイザーもあった。「装甲騎兵ボトムズ」「勇者王ガオガイガー」「勇気爆発バーンブレイバーン」「Bビーダマン爆外伝」などの商品も並んでいた。新川洋司さんがフィギュアデザインを手掛けるアクションフィギュア「プロジェクトM(仮称)」、壽屋との協業企画となるプラモデル「メタモルバース」シリーズも発表された。
情報量が多すぎる……となるかもしれないが、一気に発表したことに、タカラトミーの“本気”を感じる。
「T-SPARKでは、ライフタイムバリューを高め、セグメントを拡大していこうとしています。これまでトランスフォーマー、ゾイド、ダイアクロンもあった中で、中長期的にホビー分野を拡大していきたい。子供向けと大人向けではアプローチが違いますし、切り分けることで、ターゲットをより明確にしていこうとしています。そこを打ち出すために、静岡ホビーショーでは大々的に発表させていただきました」