【アートな“公共トイレ”】世界的クリエイターが手がけたトイレを写真家・高橋ヨーコが一冊の本に
映画『PERFECT DAYS』の舞台にもなり、世界でも注目を集める「THE TOKYO TOILET」プロジェクトによって東京・渋谷の街に出現した個性豊かな“公共トイレ”。その風景を切り取った高橋ヨーコの写真集『The Tokyo Toilet Book』がこの春発売される。 【写真】高橋ヨーコが撮影したアートな“公共トイレ” 世界的なクリエイターが手がけた美しく、快適な、“公共トイレ”を収めた一冊は、青山・スパイラルビルで開催中のポップアップでひと足先に手に取ることができる 東京・渋谷にある17箇所のトイレを、革新的なデザインと自由な発想で、誰もが驚く新しい気づきの場へと刷新するべくスタートした「THE TOKYO TOILET」プロジェクト。 参画したクリエイターは、安藤忠雄、伊東豊雄、後智仁、片山正通、隈研吾、小林純子、坂倉竹之助、佐藤可士和、佐藤カズー、田村奈穂、NIGO®、坂 茂、藤本壮介、マーク・ニューソン、マイルス・ ペニントン、槇文彦という、世界的に活躍する建築家・デザイナーの16組。2020年から2023年にかけて個性豊かなトイレを順次オープンしてきた。 最近では、役所広司が主演を務めたヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』の舞台になったことでも話題を呼び、世界的にも注目が集まる「THE TOKYO TOILET」プロジェクト。都市の中に佇むあまやどりの場所、降り立った宇宙船のようなトイレ、タコ公園に建てられたイカのようなトイレなど、各クリエイターの個性が光るトイレは、思わず立ち寄りたくなるものばかり。
そんな「THE TOKYO TOILET」を一冊の本にまとめたのが、『The Tokyo Toilet Book』だ。本プロジェクトに深い感銘を受けた写真家・高橋ヨーコが思いを込めて切り取った17箇所の「THE TOKYO TOILET」の記録に加えて、プロジェクトに参画した16組のクリエイターのメッセージとトイレマップも添えられている。 『The Tokyo Toilet Book』写真:高橋ヨーコ、アートディレクション: 吉田昌平(白い立体)¥1,111 (3月中旬よりtwelvebooksにて取り扱い予定) この『The Tokyo Toilet Book』(日本語版/英語版)の出版を記念し、3月1日(金)~10日(日)、東京・青山のスパイラルビルにて、「The Tokyo Toilet Book Stand」と題したポップアップが開催中。 高橋ヨーコが切り取った「THE TOKYO TOILET」の景観を、アーティストコレクティブ・SKWATが再構築した会場では、『The Tokyo Toilet Book』の先行販売のほか、関連限定グッズも登場。世界的なクリエイターの手がけた美しき“公共トイレ”と、それによってもたらされた東京・渋谷の新たな風景を、高橋ヨーコの温かな眼差しを通してぜひ楽しんでみて欲しい。 The Tokyo Toilet Book Stand 会期:2024年3月1日(金)~ 3月10日(日) 会場:Showcase(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F) 開場時間:11:00~19:00 会期中無休 BY EMI ARITA