「大阪万博」目指す松井知事が会見(全文1)新しい万博を提示したい
大阪府の松井一郎知事は14日午前10時半から、東京の外国特派員協会で記者会見した。 【中継録画】「大阪万博」誘致目指す松井知事が外国特派員協会で会見 主なテーマは大阪が開催を目指す2025年国際博覧会(万博)。政府は11日に同万博の大阪誘致を閣議了解している。 ※一部、判別できない箇所がございますことをご了承ください。
大阪の魅力について
松井:外国人特派員の皆さん、講演をさせていただく貴重な機会をいただきましてありがとうございます。本日、私が皆さんにお伝えしたいことは3つあります。1つ目は大阪の魅力について、大阪はチャレンジ精神旺盛で、今、面白いことや楽しいことがたくさん起こっているということをお伝えいたします。2つ目は2025年日本〓万国 00:05:56〓博覧会について、2025年の万博に懸ける私の思いや、日本が目指す万博の姿などをお話をいたします。3つ目は大阪の未来についてです。 まずは大阪の魅力からお話をいたします。大阪は関西と呼ばれる、そのエリアにありまして西日本の中心地であります。歴史的にもアジアの玄関口、外国の先進的な文化や制度の入り口としての役割を果たしてきました。大阪人は昔から新しいことにチャレンジをしてきました。大阪の企業はたくさんの世界初を生み出しています。例えばカップヌードル、インスタントラーメン、回転ずしなどは大阪が発祥の地です。 物づくりにおいても大阪は伝統があります。世界初の電卓は1964年に大阪で誕生をいたしました。刃先を折ることができる、このカッターナイフも大阪が発祥の地であります。自動改札機は高度経済成長期において駅の混雑を解消するために発明をされました。創業100年を迎える大手の家電メーカー、パナソニックも大阪の企業です。また、大阪の中小企業は世界に誇る技術力を有しています。新幹線にも使用されている、緩まないねじ。JAXAにも納入する超精密バルブなどは大阪発です。 大阪では伝統にも新しい風を吹き込む取り組みも行ってきました。大阪の象徴でもある大阪城もご覧のように3Dマッピングで彩りました。これだけの巨大な建造物に3Dマッピングを行うことで話題になりました。海外からの観光客の方々も喜んで写真を撮られておりました。こちらはモトクロスの世界大会を大阪城で行ったときの写真です。大阪城でオートバイを走らせるなど、荒唐無稽と国からは言われましたが実現をさせました。世界中に、この大阪城が発信され、皆さんに知っていただくいい機会になったと思います。ちょっといいですか。これ、日本で、このオートバイの大会をやったのは大阪だけです。 こちらは大阪のメインストリート、御堂筋です。大阪の大動脈でもあり、最も交通量の多い道路の1つであります。またイチョウ並木でも有名です。その御堂筋をサーキットに見立てましてF1のフェラーリを走らせました。たくさんの方に喜んでいただきました。 文化の面でも新しい取り組みを行ってきました。おおさかカンヴァス推進事業は大阪のまちをカンヴァスに見立てまして、いろんなアーティストに活躍をしてもらう試みです。この大きなこけしは高さ13メートルに及びます。周りの高層ビルにも負けない存在感で話題となりました。おおさかカンヴァスは毎年、大阪の各所で行っております。ぜひ皆さんにも取材に来ていただきたいと思います。 大阪は食い倒れの街としても有名です。和食はユネスコの無形文化財にも登録をされ、世界から注目される食文化です。和食の味を決めるのは、決め手となるのはだしでありまして大阪が発祥です。日本が世界に誇るユネスコ無形文化遺産、人形浄瑠璃の文楽も大阪の魅力の1つです。 こうした魅力が海外の皆さんにも浸透してきました。それを裏付けるのが、このグラフでありまして、私が知事に就任した2011年は158万人のインバウンドのお客さまでしたが、2016年には941万人と6倍にまで伸びてまいりました。今年1月にはニューヨーク・タイムズ紙で今年行くべき世界の都市2017にも選出をされました。これまで大阪の魅力について紹介をしてきましたが、皆さんにより分かりやすく魅力をお伝えするために動画を作成いたしました。ご覧ください。 男性(VTR):You know Osaka? You know Osaka? You know Osaka? 松井:このビデオの最後に写っていたのが1970年の大阪万博のシンボル、太陽の塔です。私も幼いころに大阪万博に実際に行きましたが、あの熱気、活気というのは忘れられません。それでは2025年、日本〓万国 00:19:18〓博覧会について詳しくお話をいたします。