大阪市・松井市長が定例会見6月6日(全文1)世界のメディアが取り上げる
写真展で市民に何を感じてほしいか
共同通信:共同通信の高津です。写真パネル展についてお伺いします。あべのタスカルについては4月に松井市長、視察に行かれていたと思いますけれども、写真展など一連の展示を通じて、市民の方にどのようなことを感じてもらいたいか、伺えればお聞かせください。 松井:去年の6月の地震を受けて、日頃からの備えというものが大切だということで、実感された方も多いと思います。南海トラフ巨大地震などの災害と、真摯に向き合い、真剣に向き合い、備えていただきたい。ぜひ、このあべのタスカルに足を運んでいただき、体験を通じて学習をし、災害発生時に自分や周りの方々の命を守る、そういう力を身に付けてもらいたいと、こう思っております。 共同通信:大阪北部地震から1年を前に、ほかに職員や市民に向けたイベント、企画など、検討をしているものはあるでしょうか。また、地震から1年となることの受け止め、あればお願いします。 松井:イベントですが、このパネル展のほかにあらためてイベントを開催するということは聞いておりません。大阪北部地震で得られた課題を踏まえて、この間、職員の参集方法や訓練の見直しを図るとともに、職員向けの防災研修の内容を充実し、回数も増やすなど、職員の意識向上に取り組んでいるところであります。 市民に向けては広報誌やホームページを通じて啓発を行っているところです。地震から1年がたちましたが、この地震を深く受け止めまして、公助だけではなくて自助・共助の役割分担と相互連携の下、ソフト・ハードの両面から総合的な防災・災害・減災対策を推進し、今後おこり得るそういう災害に備えていきたい、こう考えています。 共同通信:ありがとうございました。 司会:ほかにご質問のある方はおられますでしょうか。産経新聞さん。
G20中、大阪城公園には入れるのか?
産経新聞:産経の有川です、よろしくお願いします。ちょっと部局のほうに聞いたほうがいいのかもしれないんですけど、この大阪城天守閣の一部臨時休止というのは、天守閣だけで、大阪城公園には入れるんでしょうか。 松井:公園自体には入れます。天守閣とそれから西の丸庭園、それから豊松庵は今お伝えした日程が休止いたします。 A:補足させていただいてよろしいでしょうか。 松井:うん、補足して。 A:はい。ただ、大阪城公園につきまして、中核の施設になります天守閣が休館になりますことから、大阪城公園につきましても今後、立ち入り制限が設定されることも想定されます。今後、外務省など関係先と調整していくということになっておりますので、よろしくお願いします。 産経新聞:結構、大阪城公園は最近、民泊とかでインバウンドがかなり急増していると思うんですけれども、休止するのであればもうちょっと早くお知らせできなかったのかなというのもちょっと思ってるんですが。 松井:これはやっぱりサミット推進室、外務省、それから官邸と協議をして決めていっています。発表する日程についてもやはり外務省官邸といろいろ調整しないとできません。これはやっぱり、安全確保の面からもできるだけ早い時期に、その規制については市民・府民の皆さんにお知らせをしたいところですが、G20という会議の特性上、ぎりぎりに規制について発表するということも、これはもう致し方ないので、ご理解いただきたいと思っています。