バルサがキエーザ獲得でユーヴェと合意? イタリア紙が移籍内定と報道もスペイン紙は給与枠問題で否定的
イタリアメディアの『トゥットスポルト』は26日、バルセロナがユヴェントス所属のイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを獲得することでクラブ間合意に達したと報じた。 クラブの“レジェンド”シャビ・エルナンデス前監督と決別し、ハンジ・フリック新監督を迎えたバルセロナは、今夏の移籍市場で前線の戦力強化を画策。すでにライプツィヒからスペイン代表MFダニ・オルモを推定総額6200万ユーロ(約100億円)で獲得したが、引き続きウイング(WG)の補強を望み、アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズを“トップターゲット”に据えていた。 しかし、所属クラブから新たに背番号「10」を託されたニコは今夏の残留を決断。そこでバルセロナはWG補強の具体的なオプションとしてキエーザへの関心を強め、ユヴェントスは移籍金を希望していた1500万ユーロ(約24億円)から1000万ユーロ(約16億円)まで引き下げる意向を示していると報じられていた。 そんななか、『トゥットスポルト』が「キエーザは既にバルセロナの選手。ラ・リーガの求める財政基準を見たすため、キエーザの人件費の空きを作る必要はあるが、水曜(28日)か木曜(29日)にも公式発表される可能性がある」とキエーザのバルセロナ移籍が内定していると伝えた。 だが一方、スペインメディアの『マルカ』は26日、バルセロナが給与枠の問題でダニ・オルモの選手登録が完了していない状況を考えると、キエーザのバルセロナ移籍は成立しないとの見方を示している。 現在26歳のキエーザは左右のウイング(WG)を主戦場とするプレーヤー。フィオレンティーナの下部組織出身で2016年夏にトップチームへ昇格すると、2020年10月にはユヴェントスへレンタルで加入し、約2年後に完全移籍への移行が発表された。同クラブではここまで公式戦通算131試合に出場し32ゴール23アシストをマーク。近年は度重なる負傷に悩まされていたが、昨シーズンは公式戦37試合に出場し10ゴール3アシストという成績を残した。
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