脳疾患疑いの患者、退院後に死亡…「研修医に賠償責任なし」と判断した韓国の裁判所
【10月04日 KOREA WAVE】韓国大邱(テグ)地裁は2日、脳疾患を疑われた患者の退院を指示した大学病院の研修医に対して「賠償責任はない」とする判断を下した。 2020年8月、頭痛を訴えて大学病院の救急室を訪れた患者は血液検査やCTなどの検査を受け、応急的に高血圧治療薬が処方された。その後、特異な所見が見られなかったため翌朝に退院した。 ところが患者は退院翌日に心停止状態で発見され、自発性くも膜下出血により15日後に死亡した。 遺族は「研修医が脳血管疾患の疑いを考慮せず、専門医と協力しなかった」として約3億9000万ウォン(約4290万円)の損害賠償を請求していた。 しかし、地裁は「研修医に過失があったと認めるには証拠が不十分」として遺族の訴えを退けた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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