【いくら違う?】毎日湯船に浸かるvsシャワー、1ヵ月のコストの違いは?
残り湯を活用できるのは湯船ならでは
「シャワーのほうがコストが少なくて済むのはわかっているけれど、やはり湯船にゆっくり浸かって疲れをとりたい」という人は、残り湯を活用することでコスト削減を考えてみてはいかがでしょうか。 残り湯を洗濯に活用すれば、全体での水道代の節約につながります。1回のお風呂で使う約200リットル(0.2㎥)の水の量のうち、60リットル(0.06㎥)を洗濯に活用すると、1㎥あたり220円なので、220円✕0.06/1=13.2円。1日1回だと仮定すると、1カ月(30日)で約400円の節約になります。他にも、洗車やトイレ掃除、植木の水やりなどに残り湯を活用するという方法もあります。入浴剤を入れた場合には用途がある程度限られてきますが、これからの季節であれば、打ち水に活用するのもおすすめです。 毎日のお風呂には、身体を清潔に保つだけでなく、疲労回復やリラックス、快眠、肩こり緩和といった多くの健康効果があります。また、家族で一日の出来事を話したり、スキンシップをしたりといったコミュニケーションの場としても大きな役目を果たします。ですから、必ずしもコストが安くて済むことだけが正義ではありません。毎日湯船に浸かるにしても、シャワーで済ませるにしても、無理のない範囲で、その中でできる工夫をしていきたいところですね。
大竹 のり子(ファイナンシャルプランナー/株式会社エフピーウーマン代表取締役)