【いくら違う?】毎日湯船に浸かるvsシャワー、1ヵ月のコストの違いは?
シャワーを使った場合の1回のコストは?
では、シャワーの場合はどうでしょうか。 一般的にシャワーを1分すると、約10リットルの水を使用すると言われています。1回のシャワーで10分間、お湯を使用すると仮定すると、お湯の量は100リットル(0.1㎥)。つまりお湯を張った場合の半分です。単純計算をすると、シャワー1回あたりのコストは、ガス代40円+水道代22円で62円。1ヵ月(30日)で62円✕30回=1,860円かかるという想定になります。 しかし、ここで問題が。それは、シャワーの場合は純粋にシャワーだけで済みますが、湯船に浸かる場合、最初に身体の汚れを落としたり、シャンプーをしたりするのにシャワーも併用するケースが多いということ。 湯船に浸かったからといってシャワーの時間が短縮できるというものではないので、この場合、単純に湯船に浸かった場合のコスト+シャワーのコストがかかることになります。つまり1カ月のコストは(124円+62円)✕30回=5,580円。このように考えると、毎日湯船に浸かるのとシャワーで済ませるのとでは、実質的には1カ月あたり3,720円、比較すると約3倍の開きがあるといえるかもしれません。加えて、家族がバラバラの時間にお風呂に入る場合、その間の保温についても上乗せでコストがかかることになります。
お風呂のコストの節約方法はいろいろ
とはいえ、他の支出と同様に、お風呂のコストについても工夫次第で節約をすることができます。 浴槽にお湯を張る際、お湯の量を少なめにするというのもそのひとつです。たっぷりのお湯に浸かって全身浴をするのもよいのですが、ゆっくり半身浴をすれば、身体への負担を減らして疲労回復を図ることができます。もちろん、お湯が冷めないように保温する時間が長いほどガス代がかさむことになりますが、お湯の量を調節することは、コストを減らすためのひとつの方法といえるでしょう。 できるだけ家族まとめて、あるいは続けてお風呂に入るというのも、追い焚きのためのコストが少なくて済む分だけ節約につながります。保温機能ではなく、風呂ふたを活用している人も多いかもしれません。いずれにしても、お風呂に入ろう、入ろうと思いながらだらだらテレビやYouTubeを観ていて気付いたら数時間経っていた……とならないように意識したいところです。 シャワーについても、節水シャワーヘッドを活用すれば、お湯の使用量を抑えることが可能です。また、シャンプーをつけている間や身体を洗っている間などにこまめにシャワーを止めることもポイント。毎日10分のシャワーが5分に短縮できれば、コストもそのまま半額に。長期的に見れば、その差がまとまった金額の差になっていきます。