ポイント72日本代表のバートレット氏が退任へ、後任は選定中-関係者
(ブルームバーグ): 米ヘッジファンドのポイント72・アセット・マネジメント日本代表のトビー・バートレット氏が退任することになり、後任の選定作業に入った。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
匿名を条件に語った複数の関係者によると、バートレット氏は資産家のスティーブ・コーエン氏が創業した同ファンドを来年初めに退任、その後はポイント72のコンサルタントに就任する見通し。
ポイント72の広報担当者はコメントを控えた。
バートレット氏は2022年初頭にコネティカット州スタンフォードに拠点を置くPoint72に入社し、アジア戦略の一部と日本での採用と人材育成を監督していた。 香港に拠点を置くリム・アドバイザーズやハイブリッジ・キャピタル・マネジメント、シタデルでの勤務経験がある。
運用資産総額352億ドル(約5兆4000億円)のポイント72は11年に日本にオフィスを開設し、日本市場に対する海外投資家の関心の高まりとともに存在感を増している。同ファンドは来年、東京でより広いオフィスに移転する予定で、コーエン氏は23年4月に日本経済新聞の取材に日本国内の従業員数を約20%増やす計画があると述べていた。
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Lisa Du