写真：クラウド Watch

　株式会社インターネットイニシアティブは28日、クライアントPCの調達から展開、運用業務までを支援する「IIJ PC展開支援ソリューション」の「マスターレスキッティング」メニューにおいて、利用企業自身で簡単に再キッティングを行える「セルフキッティングオプション」を、同日より提供開始すると発表した。なお、同オプションの導入支援業務は、IIJグループのネットチャート株式会社（NCJ）が担当する。 　IIJ PC展開支援ソリューションは、PCの調達から、キッティング、社内ネットワークへの参加（ドメイン参加）、アプリケーションのインストール・設定、現地設置までの一連の導入作業をワンストップで行うサービス。その中で、OSやアプリケーションのインストール、設定の手順を「シナリオ化」し、対象のPCに順次自動で実行するキッティング方式の、マスターレスキッティングを提供している。 　このマスターレスキッティングでは従来、人事異動やPCの交換、故障などによってPCの再キッティングが必要になった場合、NCJのキッティングセンターにPCを送付し、作業を待たなければならない点が課題だったとのこと。 　今回発表した「セルフキッティングオプション」は、こうした課題を解決するためのもので、マスターレスキッティングを契約している企業がPCを再キッティングする場合に、アプリケーションのインストールや設定を自動で実行する“キッティングシナリオ”を、USBメディアで提供する。 　情報システム部門などの担当者は、クリーンインストール済（OSだけの状態）のPCにUSBメディアを差し込むだけで自動でキッティング作業が行えるので、再キッティングの際に、手間を掛けず迅速にPCを配布可能になったとのこと。