安野モヨコだけが知る夫・庵野秀明<仰天のお風呂事情>とは…「結局トータル3時間近く費やしている。謎に女子力が高い」
◆時間の概念からも解放されて しかもその時気が付いたのだが監督はお風呂が長い。 例えば入るときに8時に出ようと言って入ると 私の方はいつもみたいにのんびりしないでちゃっちゃと洗ってあったまったら 出て髪乾かしてお手入れして身支度してジャスト8時! という感じで飛び出すのだが監督の姿はそこに無い(泣くところ)。 湯上がりで道端に立っているのはなんとなく心許ないもので いつもより長く感じてしまうのかもしれないがそれにしたって遅い。 10分20分と待つ間に 「こんなに長くお風呂で一体何をやってるんだろう。 監督、お風呂嫌いなのかと思ってたけど… これって逆に好きなんじゃないの?」 そのような疑念がむくむくと湧いて来ていた。 一般的には女性の方が時間がかかるため温泉などでも出口にある待合所では 浴衣の男性が手持ち無沙汰で待っている様子を見かけたりするものだが うちはまたしても逆。 私自身は時間に余裕があって誰にも気兼ねのない状態なら長風呂を楽しむけど 誰かと約束していたり混んでいたりすると時短モードで入る。 銭湯で、出る時間を約束している場合はそれにあたるので残り時間を見ながら ちょうどに仕上がるように入る。 この場合そこまで深いリラックスには至らないままとりあえず洗ってとりあえず温まって出てしまう。 一方監督は…想像ではあるが お風呂の世界に解き放たれた瞬間から時間の概念からも解放されて 自分の気持ちの赴くままにのんびりゆっくりあったまる。 たまにしか入らないのですごい丁寧に体を洗う。 その後またゆっくりあったまる… というようなことをやっているのではないかと思う。 芯からお風呂を楽しむことにかけてはどちらが良いかは明白である。
◆汗が引くまで「パルムタイム」 そんなわけで結婚して、お風呂が完備されている私の自宅に一緒に住み始めたら 監督はむしろお風呂が大好きなんだと気がついた。 一旦入ると2時間前に永久凍土から帰還したのか? って思うくらい延々とあったまっている。 その結果上がってすぐパジャマでも着ようもんならビッシャビシャに汗をかくし 一回乾かした髪ももう一回シャワー浴びたんか?というくらいに濡れてしまう。 バスローブを買って用意しておいても 警戒心が強いので見慣れぬものには袖を通さない。 結局いつも1時間から2時間お風呂に入り、その後汗が引くまで 「パルムタイム」(パルム食べて涼みながらのメールチェック)。 結局トータル3時間近くお風呂に費やしている。 相変わらず謎に女子力が高い。 ただ、そのように時間をかけるから当然 忙しい時などは入る余裕がなくなってしまう。 だったらお風呂に入る時間をもう少し短くして そこまでほっかほかに温まらないで出ればいいんじゃないの?と 何度言ったかしれないが 一旦入ると全てを忘れてしまうシステムらしい。 漫画にも描いたように最初の頃こそ 放っておくと1週間ほど入らないこともあったけれど 年々その間隔が短くなってきていた。 そしてこのたびのコロナ禍が始まってからは完全に毎日お風呂に入る人となった。 それが毎回長風呂なので ときどき心配になって中で倒れていないか覗きに行くのも日課となった。
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