2度五輪出場の水泳三上選手が「失敗を恐れない挑戦」の大切さ児童に伝える 発表でトラブルも挽回(鳥取)
東京、パリと2大会連続でオリンピックに出場した米子市出身の板飛込み・三上紗也可選手が29日、鳥取県八頭町の小学校で講演し、児童たちに「失敗してもあきらめない気持ち」を伝えました。 八頭町の船岡小学校で児童たちに拍手で迎えられたのは、女子板飛び込みオリンピック代表の三上紗也可選手と安田千万樹コーチです。 この学校では、一流のスポーツ選手との交流を通して児童たちに夢に挑戦することの大切さを感じてもらう取り組みを進めていて、全校児童約130人が参加しました。 講演のテーマは「失敗を恐れない挑戦」。早速始めようとしますが、準備した資料がなかなか表示されないトラブルが…。 安田千万樹コーチ: (三上選手は)こんな形で講演するのは初めての経験です。いきなり失敗だらけです…。一生懸命させてもらいますのでよろしくお願いします。 とすかさずフォロー。思わぬ「失敗」で始まりましたが、講演の中で三上選手は「失敗しても諦めないことの大切さ」を伝えました。 三上選手: たくさんの失敗を経験して、10回失敗したうちの1回の成功があったからオリンピック出場させていただけたことができたと思う。 三上選手は米子市出身の23歳。小学4年生から安田コーチの指導を受け、東京、パリと2大会連続でオリンピックに出場。オリンピックの舞台では、思うような結果を残せませんでしたが、2024年に佐賀であった国民スポーツ大会では優勝を果たし、現在は4年後のロサンゼルスオリンピックに向けトレーニングに励んでいます。 三上選手: これは私がたくさん失敗してきたから言えることなんですけど、失敗というのは成長のための第一歩なので、失敗を恐れずにチャレンジしていってほしい。 普段のトレーニングを実演する場面も。子どもたちの前で倒立やバック宙を披露しました。 児童: 失敗を重ねることで成長につながることがわかりました。テストや普段の発表とかにいかしていきたい。 児童: あきらめそうになってもくじけずに最後までやりきることが大切だと思いました。 三上選手: 勇気をもってチャレンジすることで、オリンピックに出場したりとか成績を残せるかわからないので、あきらめない心や継続する力を身に着けてほしい。 三上選手が狙うのは、オリンピックのメダル。子どもたちから力をもらい、4年後のロス大会に向けトレーニングに励みます。
山陰中央テレビ