パート先の同僚が「うちは貧乏だから、子どもには奨学金で進学してもらう」と言っていました。正直、それならもっと働いて学費を負担してあげたらと思うのですが、難しいものなのでしょうか…?
児童手当だけで200万円になる
2024年4月現在、中学校を卒業するまでの子どもを育てている人に対しては、月額一律1万円(3歳未満は一律1万5000円)の児童手当が支給されています。子どもの生まれた月や年収によって変わる場合もありますが、実はこれに手をつけずにいるだけで、約200万円貯まるのです。 無理に働く時間を増やさなくても、それぞれの家計の状況によりますが、国から無償で支給されているお金を貯金しておくことができれば、教育費の一部を準備できることを知っておきましょう。
まとめ
個人の働き方はそれぞれの家庭の事情によって選択が異なるため、他人がどうこういう問題ではないでしょう。また、奨学金を利用することが悪いわけでもありません。ただ、子どもが奨学金を背負う重さは知っておきましょう。児童手当などを利用しながら、奨学金を少しでも減らせる工夫はしたいですね。 出典 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 独立行政法人 日本学生支援機構 平成19年4月以降に奨学生に採用された方の利率 独立行政法人 日本学生支援機構 奨学金貸与・返還シミュレーション 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部