静岡学園、常葉橘に3発快勝!準決勝へ
5月25日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡県予選の準々決勝が行われ常葉橘と対戦した静岡学園が3-1で勝利を収め準決勝へ進出を決めた。 【フォトギャラリー】静岡学園 vs 常葉橘 立ち上がりから、静岡学園が落ち着いたボール回しで試合の主導権を握る。11分、MF23四海星南(2年)が左サイドからのクロスをニアに走り込んでシュートを放つも、これはゴール脇へと逸れる。対する常葉橘は完全に割り切った全員守備からのカウンターを試みる。 試合が動いたのは16分。静岡学園はMF7天野太陽(3年)が左サイドからの折り返しをニアで合わせてゴールネットを揺らす。さらに静岡学園は36分、FW14加藤佑基(3年)がDFの背後でボールを受けると前に出てきたGKを交わしてゴールに流し込み追加点。 後半に入っても依然として静岡学園が相手を押し込む展開。 静岡学園は前半から戦い方を変え、ゴール前に急がず丁寧なボール回しで相手の隙や出所を見極めながら得点を狙っていく。すると71分、華麗なパスワークでエリア中央を崩していくと最後の受け手となったMF18北田優心(2年)がコースを狙ったグランダーのシュートでゴールネットを揺らす。 3点のビハインドとなった常葉橘は80分、静岡学園の一瞬の隙をつきMF23大石想來(2年)がゴール前のこぼれ球を押し込み1点を返すも万事休す。常葉橘にこの失点以外ほぼチャンスを作らせなかった静岡学園が3-1の快勝で準決勝進出を決めた。 静岡学園の川口修監督は試合後、「戦い方がトーナメントとリーグでは全然違う。1点を取るまでは本当にバタバタしてしまった。なかなか点が取れないのが今年のチームの弱さ」と嘆いた。 また貴重な先制点を叩き込んだ天野は「左で結構相手を崩せていたし、何本かクロスも上がってきていて、深い位置まで進入もできていたので、マイナスの折り返しが来るなぁと思ったらそこに来た。あとは合わせるだけでした」と先制ゴールを振り返った。 (文・写真=田原豊)