玉川徹さん、『マイナ保険証』について私見「無理やり保険証と一体化させたのが現実だと思うので、そのやり方が間違っていた」
4日放送のテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」は、マイナンバーカードに保険証機能を持たせた「マイナ保険証」を特集。元テレビ朝日社員で、コメンテーターの玉川徹さんが私見を述べた。 従来型の健康保険証は今月2日、新規発行が停止され、「マイナ保険証」を基本とする体制に移行した。政府はマイナ保険証への一本化を目指すが、利用率は低調で、定着するかどうかは見通せない状況だ。 番組では、マイナ保険証のデメリット、メリットを視聴者や高齢者施設など、医療現場の声を交えて紹介。 玉川さんは「ぼくは、保険証だけは、マイナンバーカードと一体にしないで、保険証だけデジタル化するという方法を採るべきだったと思っています」と持論を述べ、「とにかく、マイナンバーカードを普及させるために、無理やり保険証と一体化させたのが現実だと思うので、そのやり方が間違っていた」と指摘した。 スタジオでこの問題を解説した中央大の宮下紘教授は、玉川さんの発言について「おっしゃる通りだと思います」と同意。宮下教授は「アメリカをはじめ、先進国は医療情報のカードと税情報のカードを分けています。リスクを分散するほうが、国民にとっても、不安感が払拭(ふっしょく)できると思います。身分証明書をひとつにしたい方はひとつにできる選択肢を残しておけばいいわけであって、国民に選択肢を与えればいいと思います」と述べた。
中日スポーツ