市町や企業トップのセクハラ相次ぐ “頭ポンポン”NGのワケ ハラスメントを防ぐコミュニケーション5か条【#みんなのギモン】
■街では…「声を上げられるのは大事」
鈴江アナウンサー 「繰り返されるパワハラやセクハラについて、29日、街でも様々な声が聞かれました」 50代 「上司の脇に座ってお酌をさせられたりとか、ボディータッチなんていうのは当たり前にあることだったので。声を上げられるってことは大事だと思います」 別の50代 「(以前上司が)肩を抱くとか、抱き寄せるみたいな。今みたいに、パワハラ・セクハラっていう言葉もなかったから。(今は)頭ポンポンはおかしいよね」 30代 「10年前くらいとか、学生の頃とかはあります。職場の上司はちょっと距離感が近すぎるかな。子どもいらっしゃる方とか、それはなしかなと思います」 辻岡義堂アナウンサー 「時代に合わせてどんどんアップデートしていかなければなりませんよね」
■「頭ポンポン」への小島町長の弁明は
鈴江アナウンサー 「もしかしたら、一連の報道を見て『私は大丈夫だろうか』とか『親しい方のセクハラやパワハラが心配になった』という人もいらっしゃるかもしれません。そこで『頭ポンポン』はどこがアウトなのか、というポイントについて考えます」 「岐南町の小島町長のセクハラ問題で、第三者委員会は頭をポンポンと触る行為をセクハラに当たると認定しました」 「これに対して小島町長は28日、『今はセクハラだと思っている』としながらも『私どもの時代は頑張った子、よくできた子は頭をなでてもらった。そういうつもりでやった』と述べています」 「職場での上司からの頭ポンポンは、何がダメだと思いますか?」 忽滑谷こころアナウンサー 「どういう意図があったにせよ、体に許可なく必要以上に触るというのは、やっぱり良くないことですよね」
■「性的行動だった」…第三者委の見解
鈴江アナウンサー 「そうですね。必要以上に、というところですね。岐南町の第三者委員会は『親愛や感謝、仕事に対するねぎらいを示すために身体に接触する必要はなく、不必要な身体接触行為で、性的な行動であったと認められる』と指摘しています」 「頭を触られた女性は不快に感じ、町長を避ける行動をしていた人もいました。職場環境に重大な支障を与えていたため、これがセクハラだと認定しています」 市來玲奈アナウンサー 「『自分が』とか『時代が』ということではなくて、相手がどう思うかなということをしっかり考えなければいけないですよね」 鈴江アナウンサー 「そこが大事な点ですよね」