センバツ高校野球 常総学院、きょう初戦 2日連続雨天順延 /茨城
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は24日、雨天のため1、2回戦の計3試合が25日に順延された。同日の第1試合(午前9時開始予定)で日本航空石川との初戦を迎える常総学院の島田直也監督(54)は2日連続の順延に「プロでもなかなかない」と困惑した表情を浮かべつつ「投手陣と話しながら調整したい」と話した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 前日同様、試合を想定して午前5時に起床した選手たちは午前7時過ぎの順延発表を受け、阪神甲子園球場の室内練習場で約1時間半、キャッチボールや守備練習、打撃練習といった基礎的な内容で調整。エース小林芯汰(3年)ら4人の投手陣も捕手を座らせて数十球を投げ込み、コンディションを整えた。 小林は「しっかり調整してきた中で(試合の)日にちがずれ、少し不安な気持ちがある」と心境を吐露。一方、難しい状況で迎える初戦に向けては「相手も同じ条件」と気持ちを割り切り、「自分のやることは、しっかりと良いピッチングをするだけ。まずはしっかり1アウトを取り、落ち着きたい」と闘志を燃やした。 島田監督は「打撃はやってくれると思うが、日程的にタイトになった投手陣の調整が大事になる」と話し、「小林たち投手陣には自分の経験の中でアドバイスしたい」と決戦に備えた。【川島一輝】