グーグルがAndroidに「かかってきた電話電話が詐欺かどうか検知」する機能、まずは米国のPixelで
グーグルは、Androidスマートフォン向けにかかってきた電話が詐欺かどうか判定する詐欺検出機能を提供すると発表した。まずは米国の英語圏で提供され、今後数カ月以内に対象機種が拡大する予定。 詐欺検出機能は、デバイス上のAI処理で実現するもの。会話パターンから詐欺かどうか判定する。 たとえば電話をかけてきた人物が「銀行のスタッフ」と主張し、口座の不正利用の疑いがあるため、至急、資金を振り込むよう求めてきたら詐欺の可能性を知らせてくれる。検出すると、音声、触覚、視覚でアラートを示す。 標準設定ではオフになっており、電話アプリの設定で、事前にオンにしておく、あるいは通話中にオンにできる。デバイス上での処理となり、会話の音声・文字起こしは保存されず、またグーグルのサーバーなど、ほかの場所に送信されない。通話後に取得することもできない。 当初の対象機種は、Pixel 6以降。グーグルの電話アプリのパブリックベータユーザー向けに提供される。今後、ほかのAndroidデバイスにも導入される予定という。
ケータイ Watch,関口 聖