スポ少バレー京都府予選、時間切れ再試合となった決勝を制して昭和女子が全国出場
福知山市の昭和少女バレーボールクラブ(大島哲也監督)が、3月28日~31日に宮城県で開かれる「第21回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会」に出場する。全国進出を決めた京都府予選では、大井ジュニア(亀岡市)との決勝が、時間切れ再試合になる激戦を展開。「必ず優勝するぞ」と結束し、再試合を制して頂点に立った。 府予選は、京都市スポーツ少年団が主催。昨年11月23日に京都市で行われ、女子の部は府内各地の26チームが参加し、トーナメント戦をした。 昭和は、足立結咲主将(昭和小6年)のレシーブ、小野夏希さん(同)の確実なトス回し、エース・塩見捺稀さん(同)のスパイクなどを武器に、並みいる有力チームを次々に打ち破り、1セットも奪われず決勝に駒を進めた。 しかし、優勝をかけてぶつかった強豪の大井ジュニアとの決勝は接戦となり、1セット目を21-15で奪うも、2セット目は15-21で取られ、会場の使用時間の都合で3セット目に入れずに再試合となった。 大島監督(65)は「時間的に2セット目の終了時点で1-1であれば、再試合になることが分かっていたので、ここで決めたいという焦り、負けはないという安心感が生まれてしまったのが、勝ちきれなかった原因では」と分析する。 再試合は1月21日に京都市の池田小学校体育館であり、ここでも1セット目を23-21で先取。続く2セットは12-21で取られ、勝負の行方は最終セットに持ち込まれた。 最終セット開始前には、大島監督が「どっちの勝ちたい気持ちが強いかで、試合は決まる。気持ちを切り替えて」と伝え、選手は士気を高めてコートへ。その結果、15-10で最終セットを奪い、栄冠を勝ち取ることができた。 足立主将は「再試合になって、不安だったけど、しっかりと戦い抜いて優勝できてうれしい」と喜ぶ。大嶋監督は「秋の京都選手権で近畿出場を逃し、悔しい思いをしていたので、今回は負けられないと思っていました。よく頑張ってくれた」とたたえる。 次の全国が6年生にとって、思い出いっぱいのチームで挑む最後の大会。女子は48チームが4つのブロック別にリーグ戦と決勝トーナメントをして、ブロック優勝を決める。昭和の目標は、もちろんブロック王者。目標達成に向け、一丸となって練習に励んでいる。