萩生田氏、あすにも辞表提出 安倍派裏金問題で引責
自民党安倍派の萩生田光一政調会長は、14日にも党総裁の岸田文雄首相に辞表を提出する意向を固めた。関係者が13日、明らかにした。安倍派の政治資金パーティー収入のキックバック(還流)を受けたと指摘されていた。同派有力者「5人組」の一人で、責任を取る必要があると判断したとみられる。 与党税制改正大綱、予算編成大綱が14日に取りまとまるまで政調会長として関わり、辞表を提出する方向だ。 萩生田氏は11日、記者団の取材に、安倍派4閣僚の交代方針に触れて「私の責任も同等またはそれ以上にある。人事は首相の専権事項だが、出処進退は自分で決めたい」との考えを示していた。 萩生田氏は、東京都八王子市議、都議を経て、2003年衆院選で初当選。現在6期目。安倍晋三元首相の最側近で、安倍派の次期リーダー候補と目される。安倍・菅政権で文部科学相、岸田政権で経済産業相も務めた。