「日本語から外国語 134言語に対応」市役所窓口の会話をリアルタイム字幕表示 県内初導入でサービス向上へ=静岡・御殿場市
静岡放送
静岡県御殿場市は窓口での会話をリアルタイムで字幕表示するシステムを、2025年度から静岡県内で初めて導入します。外国語を自動で翻訳することができ、業務の効率化にもつながると期待されています。 【写真を見る】「日本語から外国語 134言語に対応」市役所窓口の会話をリアルタイム字幕表示 県内初導入でサービス向上へ=静岡・御殿場市 日本語が苦手な外国の人でも市役所の窓口で気軽に相談できる。デジタル技術で「言葉の壁」をなくすサービスが御殿場市で始まります。 <市役所職員> 「本日はどういったご用件でしょうか?」 御殿場市が2025年度から静岡県内で初めて試験的に導入する予定の「窓口字幕表示システム」です。会話の音声を認識し、来庁者と職員の間のアクリル板の両面に文字や映像、図解をリアルタイムに表示します。 <御殿場市デジタル戦略課 杉山健一郎課長> 「日本語から外国語であれば134言語に対応しています。世界中から訪れる観光客の対応にも非常に有効に活用できるのでは」 御殿場市では2025年4月以降、市役所1階の窓口に4台から5台を導入する予定で、耳が不自由な人に対するサービスの向上にもつなげる狙いです。 <市役所職員> 「伝えたいこと、相手の言いたいことが すぐに目にして分かるのはとてもいいと思いました」 深刻化する人手不足への対策としても期待が集まります。 <勝又正美御殿場市長> 「効率的に少ない人で、効率的な事務ができる。今1番求められてることだと思っています」 御殿場市は市役所で効果が確認できれば観光案内窓口などへの展開も検討していきたいとしています。
静岡放送