一問一答 藤井聡太棋聖、「永世棋聖」揮毫色紙披露「今後も長期間にわたって活躍していけるように」ヒューリック杯棋聖戦防衛会見/将棋
「いつも温かく応援していただいてありがとうございます。こうして愛知県で良い結果を出すことができたのも私自身もうれしく思っています。来週も王位戦が名古屋でありますし、引き続き、皆さんに楽しんでいただける将棋が指せるように頑張っていきたいと思います」
――6日開幕の王位戦でも永世称号資格がかかる。今後も永世称号の資格を積み上げたいか
「王位戦も永世称号がかかるシリーズになるので全力を尽くして指していきたいと思っています。永世称号を増やしていくというのは、長期的なことになるので、それほど意識することではないと思っていますけど、1つ1つ積み上げていった先に見えてくればいいと思いますし、そうなるようにしっかり取り組んでいきたいと思います」
――レジェンド棋士たちが永世称号を獲得、名乗ってきた。これまで永世称号の棋士といえば誰のイメージを持っていたか
「永世称号というと羽生九段が7つのタイトルで永世称号を獲得されているので、そのイメージが自分にとっては一番強いかなと思います」
――永世称号の資格を手にした気持ちを改めて
「永世称号というのは長期的な活躍が問われるもの。今回達成できたのはうれしく思いますし、引き続き長い目で見たときに実力を高めて活躍できるように取り組んでいきたいと思います」
――永世称号の襲位は原則引退後だが、引退前に名乗る人もいる。いつ名乗るイメージか
「それは全く考えてないはんですけど、これまで永世称号を名乗られた方は還暦を超えてからがほとんどかと思いますので、まずはそこまでいけるかわからないですけど、長きにわたって活躍できるように頑張っていきたいと思います」
――武蔵丸親方が前夜祭に来ていた。藤井棋聖は以前、相撲を見ていたそうだが、タイトル保持者にはいろんなスタイルの棋士から攻めてこられる。相撲に例えてどんな取り口でできたらと思うか
「組んでも組まなくても強いのが一番いいですが、将棋においてもどんな形でも対応できる力を付けるのが大きな目標かなと思っています」