名馬ドウデュース、安平町へ帰る GⅠ5勝 社台SS種牡馬に
JRAのG1レースを5勝したドウデュース(牡5歳、安平・ノーザンファーム生産)が27日、種牡馬として繋養される安平町・社台スタリオンステーションに入厩した。引退レースとされていた22日、有馬記念を右前肢跛行(歩様の異常)で取りやめ。25日に競走馬登録を抹消され、武豊騎手らに見送られ滋賀県栗東トレーニングセンターを離れ、この日午前に馬運車で到着した。通算16戦8勝、総賞金17億7587万5800円を獲得している。 2年前の日本ダービーでは、のちにG1を6連勝したイクイノックスを破って優勝。新たに過ごす厩舎では、1年先に種牡馬入りしたライバルの隣の馬房に入った。種付け料は1000万円で、即満口になる人気ぶり。同スタリオン徳武英介場長は「短い距離からダートまで、全てを網羅するような総合力の高い種牡馬になると思います。イクイノックスとは種牡馬としても競ってくれるとよいですね」と馬産地から期待が寄せられている。
苫小牧民報