大阪発 ママの夢を応援する「ママの夢サミット」話題に
ママたちが夢を語り、その夢を実現させる「ママの夢サミットvol.3」がこのほど、「ザ・リッツ・カールトン大阪」(大阪市北区)で開催された。大阪発信の同サミットはママに夢を語る場を提供し、ママ同士のシナジーを生み出し、ママが社会の架け橋となる支援を行っている。今回で3回目だが、いったいどのようなものか。会場をのぞいてみた。 【拡大写真と動画】ネイルチップの革命で流行が変わるか?女性社長の思い
グループ代表が登壇し「夢」語る
同サミットは2015年12月に大阪で第1回目が開かれ、年2回催されている。この日は午前10時半の開会式のあと、実行委員の挨拶などがあり、ランチ&名刺交換会、午後から「夢」発表となった。 前半8名、後半7名だ。参加者150名で、10名ごとに15卓のグループにわかれ、夢を語り合い、交流を深める。そしてそのグループ代表が登壇し、今度はみんなの前で「夢」を語るのだ。時に緊張しながら、時に涙を浮かべながら、そこには多くの感動があった。午後2時閉会まで、ママたちは大いに盛り上がったようだ。
もっともっと背中を押せるんじゃないかな
ママの総合応援事業「マザープラス」代表で、同サミット統括の巽房子氏はこう話す。「ママって夢を語る場がないなと思って、もっともっと背中を押せるんじゃないかなというのが開催のきっかけです。夢を語りますが、その結果はぜんぜん求めていません。それを口にすることによって、結果的にそれを起業するママが増えているんです」 参加したママの1人に話を聞くと、「今回初めて参加しました。夢を語るのは素敵だし、他の人の夢も聞きたい。どこもそうだと思いますが、お母さんは忙しいんです。でも、夢はありますし、女性だからこそできることはいっぱいある」
縁の下の力持ちであるママたちの声を社会に発信
アイプランニング行政書士事務所代表、同サミット実行委員の萩山香里氏は、過去2回を振り返ってこう述べる。 「わたくしは行政書士をさせて頂いてるんですが、法人や個人で起業したいという人もいます。参加者は近畿圏を中心に遠方からも来られています。今後は全国に広げていきたい。自分自身がどうしたいという方もおられますが、各テーブルの代表として登壇される方はもっと広い視野を持った方が多い。自分たちの子供の世代のために、この日本をどうしていきたいか、自分の環境をどうしていきたいかとか。ママたちの視点での発表がすごく多いんです。ママたちは自分の時間に追われ、ママであり、妻であり、その中でも自分というものを語る時間があってもいいんじゃないか、と…。150人規模のこういうイベントはなかなかないでしょう。私自身も3人の子供を子育てしながら働いております」 家族の縁の下の力持ちであるママたちの声を社会に発信し、ママさんパワーで少しでも社会を変えたい。同サミットはそんなママたちの生の声を聞く場でもあるわけだが、夢は夢で終わらせることなく、実現に向けてきっと前に進んでいくことだろう。 (文責/フリーライター・北代靖典)