新ブランド魚《伊王島日の出カマス》脂がのった白身魚を抜群の鮮度で全国へ Iターン漁師の挑戦
■″長崎のいいとこ”凝縮した「干物」開発中! 地域の温かさを残すためにできることはないか?小峰さんと地元漁協は去年10月、伊王島で獲れたカマスを「伊王島日の出カマス」のブランド名で売り出すことにしました。 「日の出の頃に獲ったカマスを船上で氷締めし、その日のうちに出荷する」ー圧倒的な鮮度と品質と漁師の誇りを名前に込めています。 カマスは水分量が多く日持ちしないため、一般的には「干物」にして食べられますが、とれたてで新鮮なものは刺身で食べてもクセがなく甘みがあり、地元では寿司ネタとして提供しているところもあります。 小峰さんと地元漁協ではまず、鮮度が高いうちに配送するシステムを構築。さらに、干物以外でも楽しめる「カマス」の美味しい食べ方も発信することで、知名度の向上と消費の拡大を目指しています。 全国展開も見すえて、長崎県の雲仙でとれた「塩」とコラボした 新商品も開発中です。 小峰さん: 「長崎のいいところを、全部凝縮したような干物ができるかなと思っています。伊王島を知っている人にとっては『観光の島』という印象が強いと思いますが、九州の秋といえば『カマス』!となってほしいです」 ■私はさておき「カマス」の夫 昼夜を問わず「カマス」に奔走する小峰さんを、妻・美帆さんはー 妻・美帆さん: 「ずっと働いてるなと思ってます。ただ、私の友達が昨日見てて、あれ、幸せそうって言っとったよ。こんなに動いてるのに幸せそう。やりたいこと全部やってるなと思って」 小峰さん:「私(美穂さんのこと)はさておき…ね」 美帆さん:「私はさておきです」 ほれ込んだ島、「伊王島」をもっと元気に!小峰さんは「カマス」の安定供給のため、「定置網の設置」にも乗り出しています。 西彼南部漁協・葺本弘孝参事: 「定置網がうまく回ってくると、明日、明後日獲れる魚が大体わかってくるんですね」 漁獲量を安定させることで漁業者が増えれば、人口の増加にもつながると考えています。