中村仁美「泣きながらおにぎりを食べた」子供のお弁当作りで思い出した「母の愛」
さまぁ~ずの大竹一樹さんとの結婚後、母として、妻として、そして一人の女性として、感じたこと、考えたことを、フリーアナウンサー中村仁美さんならではの目線で綴るFRaU Web連載「騒がしくも愛おしい日々」(隔月更新)。 【写真】中学生になった中村さんの長男くん! 5月12日は「母の日」。 3人の子どもたちの学校の書類作成や習い事、お弁当作りまで……毎日やることだらけで大忙しな日々を送っていたという中村さんが、週6のお弁当作りをきっかけに思い出した「母の愛」とは? 今、母と同じ立場になったからこそ思うことについて綴ってくださいました。
子供3人分の書類提出に追われる日々……
とにかくバタバタな4月でした。いや、まだ慣れずにバタバタしています。 中学生、小学生、幼稚園児。 新学期、それぞれの提出期限までに、それぞれの提出物。 新しく入学した中学校だけでなく、進級に伴い小学校と幼稚園でも、今一度1人につき何枚もの書類に、何度も何度も住所を書いて、何度も何度も家族構成を書いて、自宅周辺のマップに緊急連絡先、誕生日は西暦なのか元号なのか。 そうなると、もう三兄弟ぐっちゃぐちゃで、出席番号なんぞはもはや覚えていられない……。 このペーパーレスの時代、どうにかデータに一元化していただけないものでしょうか? 変更があった方のみ、書き換えでも……せめて、せめて、住所は1校につき1回でお願いできないものでしょうか……。 と、個人情報保護など様々な理由から難しいのだと理解しつつも、余裕がなくなると、ついつい相手の都合や立場にたって考えることができなくなってしまい、自分本位に「また住所!! なんで!!」と、心の声がポロっと口から出てしまう。 加えて、イレギュラーな早帰りに、3人分の保護者会。 今日は誰に鍵を持たせればいい? ? ? 明日までにこれは提出で、今週中に名前を書いて、あれを揃えて……そうだ、今日は習い事の送迎もあるんだ! 部活のお手紙? えっと、大会は選手以外も全員応援必須で、合宿もあるのね! 保護者会もあるのか、OK! あとは次男の宿題を確認して、連絡ノートに“確認しましたサイン”を書いて…… おおお~“大会”と書いてしまった! “大竹”だった~! あああ、頭がごちゃごちゃ! “もう、自分でできることは自分でやる! ” 息子達に何度叫んだことか……。