駐禁エリアも駐車可能な“標章”偽造品を不正使用か 「社長から言われました」男を逮捕 社長も書類送検 大阪
身体障害者などが駐車禁止エリアでも車を停められるようにするための「駐車禁止除外指定車標章」の偽造品を不正に使用したとして、会社員の男が逮捕されました。 偽造有印公文書行使の疑いで逮捕された中国籍の李東暁容疑者(28)は5月、大阪市中央区島之内の路上で、駐車していた車のダッシュボードに偽造された「駐車禁止除外指定車標章」を掲示し、使用した疑いがもたれています。 警察の調べに対し、李容疑者は「偽物と分かって使いました」「社長から言われました」と容疑を認めています。 警察は偽造された標章を使うよう李容疑者に指示し共謀したとして、李容疑者の勤務先の男性社長(36)も同容疑で書類送検しました。 男性社長は警察に対し「SNSで知り合った中国人から(偽造品を)5万円で買った」などと話しているということです。 2人は、偽造された標章を去年5月から使っていたとみられています。 「駐車禁止除外指定車標章」は歩くのが難しい身体障害者などの車に限り、駐車禁止エリアでも車を停められるようにするためのものです。 偽造品は実物よりも一回り大きく、裏面に書かれている注意事項も無かったということです。
ABCテレビ