デビュー40周年目前のTUBE、“冬うた”やバラード曲の意外な人気に本人たちも興味津々 Spotify再生回数ランキングを深掘り
「涙を虹に」はオールタイムベストの『Excite盤』に収録されていることもやや苦戦している一因だろう。というのも、ストリーミングでは『Tropical盤』→『Unique盤』→『Ballad盤』→『Excite盤』という順番でリストになっているので、『Excite盤』の収録曲は全体的に低めの順位になっているのだ。しかし、その中でダントツ人気なのが第23位の「傷だらけのhero」。‘94年のアルバム『終わらない夏に』の収録曲で、『熱闘甲子園』(ABC・テレビ朝日系)のテーマ曲となった、熱いロックンロール・ナンバーだ。 春畑「これは、友人の野球選手やゴルファーなどが好きだと言ってくれて、アスリートに人気だと思います」
40周年は「ライブをますます頑張ります!」デビュー記念日にはハワイでコンサートも
ここからはTUBEの’24年を振り返りつつ、’25年の予定を見ていこう。まず’24年は、2月にTUBE×GACKT名義で「サヨナラのかわりに」(Spotify第30位)、8月にTUBE×DA PUMP名義で「真夏のじゅもん」(Spotify第85位)と、2作のコラボレーション曲をリリースした。前者は別れをドラマティックに描いたバラードで、後者は“プンパダンブチュー”というフレーズが愉快なアッパーチューンだ。 春畑「『サヨナラのかわりに』は、まず僕らでベーシックに作ったものを、GACKTさんが“Bメロはこういう風に”、“間奏をもっと長く”とか、かなり具体的に意見してくれて、何度も一緒に練り直しました」 角野「『真夏のじゅもん』は、Spotifyでは圏外ですが、夏の野外ライブではすっごく盛り上がりましたよ。やっぱり、家でストリーミングを聴くのと、みんなでワーって騒ぐのとは違うんですね。’94年のシングル『恋してムーチョ』(Spotify第24位)も、前作の『夏を抱きしめて』ほどヒットしていなかったけれど、今ではライブですっかり定番化しましたから。これも、きっと一人でくつろいで聴くのとは違いますからね(笑)。来年もコラボはまだ続く予定で、デビュー記念日の6月1日には、ハワイでコンサートすることが決まっています。40周年は、ライブをますます頑張りますよ!」