契約更改を終えた巨人船迫は、紙幣柄の裏地であつらえたスーツで会見（撮影・野上伸悟）

　巨人船迫大雅投手（28）と西武武内夏暉投手（23）のセ・パ新人王が4日、それぞれの球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。 【写真】契約更改を終えて笑顔の西武武内 　2年目の今季は中継ぎで51試合に登板して巨人のリーグ優勝に貢献した船迫は、3300万円アップの年俸5600万円で更改し「まだ満足していないので、もっと上を目指して頑張ります」。 　1年目から先発ローテーションの一角を担って10勝6敗、リーグ2位の防御率2・17と好成績を残した武内は「1年間ローテションを守り、25試合というのを目標にして、今年以上の成績を残したい」。 　両新人王とも、来季のさらなる飛躍を誓った。（金額は推定） 　◆船迫大雅（ふなばさま・ひろまさ）1996年（平8）10月16日、宮城県蔵王町生まれ。聖光学院では3年夏の甲子園で3勝を挙げ8強入り。東日本国際大では南東北リーグ最多タイの通算34勝。西濃運輸を経て22年ドラフト5位で巨人入団。174センチ、77キロ。右投げ左打ち。 　◆武内夏暉（たけうち・なつき）2001年（平13）7月21日、福岡県北九州市生まれ。八幡南3年夏は県3回戦敗退。国学院大では3年秋に東都リーグ4勝を挙げて優勝に貢献し、MVPに選ばれた。大学通算14勝。昨年ドラフトではヤクルト、ソフトバンクとの3球団競合の末、1位で西武入団。186センチ、90キロ。左投げ左打ち。