全英で少年に投げられたタオル強奪がSNSで拡散、マレー母も巻き込み大騒動
ソックだけではない。全米オープンの公式ツイッターや、全豪オープン公式アカウント、全仏オープンのローランド・ギャロスのアカウントまでが、少年に大会のタオルをプレゼントしたいと申し出た。 ソックがSNSを使って呼びかけてから1日後にメッセージが少年に届いたという。 アイリッシュタイムズ電子版は、「ジャック・ソックはタオルの綱引きに負けた少年の居所をつきとめた」というタイトルで報じた。 記事では「米国人のテニスのスター、ジャック・ソックのエージェントは、火曜日のウィンブルドンで初老の男性に綱引きで負けた少年と連絡がついたと話した」と書き出している。 「少年はアイルランドからインスタグラムに直接、メッセージを送ってきた。彼は、家に戻ってしまったが、ジャック・ソックは少年を試合に招待し、タオルを送るつもりだ」という。 またテレグラフ紙電子版は、このトラブルの動画を分析し、少年からタオルを奪ったこの男性を擁護した。「なぜ、この“自分勝手な”男性は、ソックのタオルを自分のものにする資格があるのか」というタイトルの記事で、「タオルの落ちてくるところを見る限り、タオルはこの“自分勝手な男”のひざの上あたりに落下している。タオルに最初に触れたのは後ろにいる少年だが、男性は彼の席から全く動かずにタオルを取っている。後ろからタオルを取ろうとしていたのが少年だったと分かっていなかったのかもしれない」と、世間から大バッシングを受けている、この初老の男性を弁護した。 そして、「この問題は最後に解決した。ジャック・ソックは争いに敗れた少年にタオルをあげるのだから」と締めくくり、一件落着を強調していた。