ペーパードライバー歴20年。田舎住まいの40代が車を買ってどう変わった?
夏に車を購入し、約20年ぶりに運転を再開したペーパードライバーの筆者。運転するようになって2ヵ月弱が経ちました。運転レベルがどれくらいになったか、そしてカナダ郊外の田舎街に住みながらも車なし生活をしていた頃とどれくらい生活が変わったかをシェアします。 【写真】ペーパードライバーを脱却して感じている「メリット」とは
約20年間、ペーパードライバーだった理由
この夏に生まれて初めてマイカーを購入し、約20年間のペーバードライバーを克服するチャレンジを始めた私。ちなみに、20代で運転免許を取ってから、車を運転したのはおそらく片手で数える程度……(汗)。そのうちの1回は、夜にギリギリ対向車と行き違えるくらいの住宅街の細い道を運転して怖いと感じ、また別のときは首都高(首都高速道路/都心のビル群のあいだを縫うように走っているため、急カーブや分かれ道が多く、初心者ドライバー泣かせの高速道路)に緊張し……。こんな経験から運転がトラウマになったのであまり積極的に乗らなくなったのです(なぜそんな初心者向けじゃない道を走ることになったのかは突っ込まないで……汗)。それに都心は車がなくても便利ですし、駐車場代も驚くほど高いですから、乗らなくても困らないということがますます運転を私から遠ざけていきました。
運転を再開して約2ヵ月。どれくらい慣れた?
車の納車日は、ディーラーから自宅までいきなり自分の運転で帰らねばならず、そのときはかなりドキドキで、体もガチガチになっていました。それから約2ヵ月経った今は少しずつ慣れてきています。 子供を学校に送ったり、野球のフィールドに連れて行ったりしており、高速道路に乗ることもあります。私はスピードを出すのと車線変更が特に苦手なのですが、どうにか時速90キロ制限で何車線かある高速道路も運転できるようになりました。とはいえ、カナダの田舎なので首都高よりはかなりシンプルですので、都会じゃなければなんとか、という感じです。 運転を再開し始めたばかりの頃と比べると、体のガチガチもだいぶマシになってきました。何度か通ったことがある道を運転するときは、少しは気持ちに余裕があります。 でも、雨の日、夜の日はいまだに怖い。一度ナビに違う道を案内されてしまい、夜道でひとり「どうしよう…」と焦って手が震えてしまったことも(笑)。また、道が混んでいてあまり余裕がない中で車線変更をしなければならない場面は手に汗を握っています。 さらには、先日運転しようと思ったら、なんとタイヤがパンク?! 人生で初めてのことなのでディーラーに連絡したり、加入している保険を調べたりとバタバタしていたのですが、結局タイヤの空気が抜けていただけと判明し、ひと段落。少しずつ前には進んでいますが、まだまだ試練は続きそうです。
イラスト:Shutterstock 構成・文/高橋香奈子
高橋 香奈子