【目黒記念】日経賞1、2着馬に好材料が集まる コース替わり歓迎のシュトルーヴェとクロミナンス
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は5月26日(日)に東京競馬場で行われる目黒記念について下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【日本ダービー2024 推奨馬】勝率75%&単勝回収率252%の強烈データに該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走の内容」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった14頭を検討対象とし過去10年のデータを使用する。
重要データ:前走同距離の馬が好成績
目黒記念はダービー同日の最終12Rで行われる重賞。JRAにおいて同日に同じ競馬場で重賞が複数行われるのは、基本的にはダービーデーの東京競馬場だけだ。 ダービーが芝2400mであるのに対し、目黒記念は100m長い芝2500mという条件。たった100mしか違いはないが、レースの質としては大きく異なる。 そんな目黒記念で重要なのが、前走の距離だ。前走同距離だった馬の成績は【3-1-2-15】で勝率14.3%、複勝率28.6%。単勝回収率は139%で、複勝回収率も107%と好走率、回収率の両面において優秀な成績だ。今年は同じ2500mの日経賞1~3着馬が特別登録している。 一方、前走で異なる距離を走っていた馬はあまり成績が良くない。距離延長組は【6-7-6-98】で勝率5.1%、複勝率16.2%、単勝回収率65%、複勝回収率88%。母数が多いので優勝馬や好走馬は同距離組より多いが、好走率と回収率では前走同距離組の後塵を拝す。 今回上位人気が予想されるサトノグランツは前走が海外のアミールトロフィー。このレースは芝2400mだから、今回は延長組に当てはまり割引材料になる。 ちなみに、前走からの距離短縮組についても同様。【1-2-2-26】で勝率3.2%、複勝率16.1%、単勝回収率61%、複勝回収率55%と振るっていない。 【前走同距離組の出走予定馬】 ・クロミナンス ・シュトルーヴェ ・ヒートオンビート ・マイネルウィルトス
前走の内容:日経賞
今回は好走データに当てはまった日経賞の1~3着馬が出走を予定しているので、日経賞についてまとめて回顧していく。 馬場状態は良馬場発表ながら、降雨の影響でややぬかるんだ状態。ラップとしては前半5Fが59.9、後半5Fが60.7で前半の方が早い流れだったが、これは飛ばして逃げたマテンロウレオが記録したもので、馬群自体はスローペースだった。従って後ろ有利ということはなかっただろう。 2着クロミナンス、3着マイネルウィルトスは馬群の中団、勝ち馬のシュトルーヴェは最後方に近い位置から徐々にポジションを上げる形で競馬をした。 シュトルーヴェに関してはゲートで少し出負けしてしまい、ポジションが後ろからになったので、スタートが上手く決まれば前走以上の走りも可能だろう。 2着クロミナンスはできるだけ器用に回る必要がある中山で大外を回す形。この日は内の馬場も良かっただけに、距離ロスは大きかったとみる。展開一つでシュトルーヴェを逆転することは十分可能だ。 マイネルウィルトスは比較的スムーズな競馬での3着だっただけに、上位2頭を逆転するには展開の助けが必要だろう。