中日OB・川上憲伸が明かす!アライバコンビと目で会話!? 現役時代の超絶プレイ「サインなしで走者をアウトにする方法」とは?
10月19日、元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の川上憲伸さんが、CBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演し、現役時代を振り返りました。選手が固定されているからこそできた、川上さんが現役時代の超絶プレイの秘密に若狭敬一アナウンサーも驚きます。 【動画】ビシエド9年間ありがとう!空港でのお見送りインタビューはこちら【0分26秒~】
サインプレーを使わない
キャンプ中、報道陣をシャットアウトして行なわれるサインプレーの練習には、二塁の牽制、バントシフトなどがあります。 川上さんの現役時代、ショート、セカンドは荒木雅博さんと井端弘和さんのアライバコンビでした。この当時はサインを使わずに相手走者をアウトにしたこともあったそうです。 当時ファーストを守っていたのはタイロン・ウッズ選手。ランナー一塁で、相手が送りバントをしてくる想定での練習にも、ウッズ選手は参加しました。しかし実戦で送りバントされた時は、ウッズ選手は一塁にステイだったそうです。
目で会話
相手が送りバントの構えをしたら、セカンドの荒木さんがファーストの方へ行きながらバント処理。 もしくは川上さんが捕れるなら捕る。その場合は荒木さんがファーストのベースカバーに行ったり。 川上「タイロンを交えるとちょっとおかしくなるから、タイロンには内緒で我々でやる感じでした(笑)」 また、ランナーがセカンドの時。ピッチャーが手とかグローブを触ったりして、セカンドへ牽制球を投げるというサインがあるそうです。しかしセカンドランナーがピッチャーから目線を逸らした瞬間に牽制する、と目で会話をしていたとか。 川上「僕が頷いてOKって言ったら、勝手に井端がグローブを出す。その瞬間、そこに牽制に行くとか」 若狭「そんなの、セカンドランナーがわかるわけないですよね。相手ベンチもわかるわけがない」
谷繁元信捕手も理解不能
川上「あとね、すんごい話をしようかな」 若狭「お願いします!」 さらに驚愕エピソードが語られました。 例えばジャイアンツ戦の6回表、2対1でドラゴンズがリードしている状況と仮定。ネクストバッターズサークルに亀井善行選手が入った時点で。このまま亀井選手が代打で出てきそう。亀井選手が塁に出ると、流石のジャイアンツでも送ってくるはず。 川上さんがマウンドでピッチング練習をしてる時、井端さんが「亀井選手はリードが大きいから、セカンドに来たら2球目に牽制しよう」と言ってくるそうです。 若狭「それ、4手ぐらい先を読んでるってことですよね」 それで実際にアウトにできたそうです。 川上「キャッチャーは内野手全部のサインを把握してなきゃいけないの。谷繁(元信)さんが『あれ?サイン出たか?』みたいな感じの時もありました」 若狭「こっそり井端、川上のふたりがマウンドでロジンとか触りながら、ボソボソ打ち合わせしてた」