【プレミア12】台湾が涙、涙の初世界一 侍Jの連覇の夢を砕いた2本塁打 年齢制限のない世界大会初制覇
◇WBSCプレミア12 決勝 台湾4―0日本(2024年11月24日 東京D) 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は24日、決勝戦が行われ、台湾が野球日本代表「侍ジャパン」を4―0で下して、初優勝を飾った。連覇を目指した侍ジャパンの国際大会の連勝は27で止まった。 【写真】<日本・台湾>5回、陳傑憲が3ランを放ち、台湾ベンチは大盛り上がり 2発で侍ジャパンの連覇への野望を打ち砕いた。0―0で迎えた5回だった。先頭のリン・カセイが、戸郷の投じた1ボールからの2球目の150キロ直球を逆方向の右中間席へ運んで先制した。さらに1死一、二塁と戸郷を攻め立て、チン・ケツケンがフルカウントからの7球目、内角低めの150キロ直球を右翼席へ運んだ。この本塁打に三塁側の台湾ベンチは総出の大騒ぎとなった。 台湾は23日の日本戦に左腕のリン・イクビンを予告していたが、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)に罰金を支払って、決勝戦の先発に変更した。ダイヤモンドバックス傘下3Aの左腕は大きなスライダーを武器に侍ジャパン打線を4回まで1安打無失点に抑え、計4投手の継投で侍打線を完封した。 台湾は92年のバルセロナ五輪で銀メダルを獲得したが、五輪、WBCを通じ、年齢制限のない国際大会では初の世界一となった。