南アフリカ“スプリングボクス”がイングランドに勝利。チェスリン・コルビが2トライ。
■オータム・ネーションズシリーズ(ANS) /11月16日@アリアンツ・スタジアム(トゥイッケナム) 【南アフリカ 29-20 イングランド】 僅差ながらニュージーランド、オーストラリアに連敗を喫して世界ランキングを7位まで下げたイングランド代表が、先週スコットランドに勝利し世界ランク首位に返り咲いた南アフリカ代表“スプリングボクス”を迎えた。 試合開始からエンジンがかかるイングランド。前半4分にSOマーカス・スミスが1フェイク入れてから左に走り、ボールが渡ったWTBオリー・スライトホームがトライをマーク。マーカス・スミスのコンバージョンも決まり、イングランドが7点を先制した。 南アフリカは11分にSHグラント・ウィリアムズがブレイクダウンから抜け出して中央にグラウンディング。SOマニー・リボックがコンバージョンを難なく決めて同点に追いついた。 イングランドは16分にPGで3点を勝ち越すが、南アフリカは直後の17分にFLピーターステフ・デュトイがキックチャージからのトライを奪い逆転。さらに22分にマニー・リボックが放った左から右へのキックパスをキャッチした東京サントリーサンゴリアス所属のWTBチェスリン・コルビのトライ(G)でリードを広げた。(19-10) 26分にはイングランドのFLサム・アンダーヒルがアングルを付けて走り込んだトライ(G)で7点を返し、19-17の南アフリカリードで前半を終えた。 後半、両チームのトライがTMOで1本ずつキャンセルとなってから、PGを1本ずつ決めて点差は変わらず。 23分にCTBダミアン・デアレンデのラインブレイクからパスを受けたチェスリン・コルビが右サイドを走り切りトライをマーク。途中出場のSOハンドレ・ポラードが難しい位置からゴールを決めて、リードを9点に広げた。 南アフリカはペナルティを重ねシンビンを出すもイングランドの得点には結び付けず。29-20のスコアで南アフリカがイングランドを下し、昨年のW杯準決勝に続く同カードの連勝を飾った。 世界ランキング首位に返り咲いたスプリングボクスはANS3連勝をかけて24日にウエールズと対戦する。一方ANS3連敗でテストマッチ5連敗中のイングランドは24日に日本代表を迎える。