浸水隠し「クイーンビートル」運航、JR九州高速船を捜索…福岡海上保安部が船舶安全法違反などの疑いで
クイーンビートルは修理後の7月に運航を再開したものの、翌8月の抜き打ち監査を機に今も運休している。JR九州は田中前社長を解任した上で、記者会見で謝罪。外部有識者らでつくる第三者委員会を設置して調査を続けている。
国交省はJR九州高速船に対し、海上運送法に基づく「輸送の安全確保命令」も出した。同社は昨年2月にも浸水時に臨時検査を受けずに運航を数日続けたとして同命令を受けており、2年連続となる。福岡海保は同社側を船舶安全法違反容疑で同6月に書類送検し、同社と運航管理者は罰金の略式命令を受けたという。