六代目山口組若頭補佐が幹部を連れ「関東の名門ヤクザ」を訪問…外交最前線で見せた“破顔一笑の意味”
関東の名門ヤクザの事務所前が騒然としたのは、10月中旬の秋晴れのある一日だった。 午前11時半を回った頃、東京・西浅草(台東区)にある指定暴力団・松葉会の本部に高級車が相次いで到着した。そのうちの一台から降り立ったのは、六代目山口組の竹内照明若頭補佐(64)だ。他の送迎車からは、六代目山口組若頭補佐で五代目國粹会を率いる藤井英治会長ら幹部や直参が続々と姿を現した。 【画像】恐ろしい…!名門ヤクザの関係者と握手する六代目山口組最高幹部が浮かべた「満面の笑み」 周囲には警察の覆面車3台が待機し、約20人の捜査員が警備に当たるなど物々しい雰囲気に包まれている。そんな厳戒態勢のなか、竹内若頭補佐は松葉会幹部の出迎えを受け、本部事務所内へ入っていった。 六代目山口組の最高幹部が、上層部を引き連れて関東の有名ヤクザを訪問した理由はなんなのか。 ◆竹内若頭補佐が見せた「満面の笑顔」の真意 捜査関係者がその内情を明かす。 「この日、松葉会の本部では『三社親睦会』が行われていたんです。参加した“3社”というのは、六代目山口組と松葉会、稲川会になります。松葉会、稲川会とも関東では古くから続く有名団体です。この3団体は毎年2月、6月、10月に持ち回りで会合を開いています。 今回の松葉会での開催のほかにも、今年は2月に稲川会で、6月には六代目山口組の関東ブロック長を務める藤井若頭補佐が率いる五代目國粹会で行われています。この日の会合では、昼食を取りながら1時間弱にわたり参加団体の幹部がひざを突き合わせて話し合ったそうです。その後、午後0時半前に会はお開きとなりました」 松葉会本部をあとにする竹内若頭補佐は、珍しく口角が上がるほどの笑顔を見せた。その表情からは充実した会合であったことが見て取れる。そのまま送迎車に乗り込むと、帰路へ就いた。 有料版「FRIDAY GOLD」では、竹内若頭補佐が参加した「三社親睦会」創設のために動いた大物ヤクザの存在や、親睦会の多数の現場写真などについても詳報している。
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