記念式典の手土産ケーキにカビ 島根県美郷町が93個配布
島根県美郷町が1日に開いた合併20周年記念式典で、来賓たちに手土産として配った一部のケーキにカビが生えていたことが3日、分かった。町は謝罪し廃棄を求めるとともに、後日新たに記念品を送付するとしている。 町総務課によると、ケーキは、どぶろく入りのバターケーキで、直径約10センチ、高さ約5・5センチ。式典で町内外の関係者に93個を配布したところ、3日夕方までに3人から「カビのようなものがある」などと問い合わせがあったという。 町内の製造販売業者に確認し、カビと判明したため、町が配布した出席者に連絡している。まだ数人と連絡がとれていないという。ケーキは9月28日に納品され、賞味期限は10月20日だった。 同課の中原輝文課長は「ご心配とご迷惑をおかけして誠に申し訳ない。業者も大変申し訳なく思っておられる。今後はこうしたことがないよう改めて対応を検討したい」としている。
中国新聞社