会見でケニー・オメガがゲイブ・キッドと激しい舌戦を展開「俺こそが変化をもたらし、この会社を救った男」
ゲイブ「シンニホンプロレス、イチバン」
新日本プロレスは1月4日(土)『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19』、1月5日(日)『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE DYNASTY』東京ドーム2連戦を前に、1月3日に都内で前日会見を行った。注目カードの一つであるスペシャルシングルマッチ「ケニー・オメガ vs ゲイブ・キッド」の両選手が登壇し、互いへの熱い言葉をぶつけ合った。 1.5東京ドーム大会全対戦カード ■ゲイブ・キッド 会見冒頭、ゲイブ・キッドは低い声で語り始めた。「男と男の語らいだ……。いま何をしてもいいけど、ここで叫ぶ必要もない。たったいま、オマエを殺すこともできるし、もしくは試合のリングの上で、一発のボディショットでオマエをブッ殺すこともできる」と、挑発的な言葉でオメガに圧力をかけた。 さらにキッドは、パンデミック下での苦闘を振り返りながら、現在の自分の覚悟を示した。「パンデミック中に1年半にわたって、ずっとニュージャパンのドージョーに閉じ込められてきた。その中で2回も自殺しようという思いもあった。でも、そんなクソみたいな日々からどうにか抜け出して、ここに来て、そしてこの対戦を迎える」と語り、会場からは静かな拍手が送られた。 最後にキッドは、日本語と英語を織り交ぜながら決意を述べた。「日曜日がすぎたら、俺もオマエもわかる。そしてその試合を観る世界中のみんなが理解するだろう。(日本語で)シンニホンプロレス、イチバン。マザ●ァッカー、イジョウ!」 ■ケニー・オメガ 対するケニー・オメガは冷静にマイクを握り、キッドの挑発に応えた。「ゲイブ、まったくもってオマエの言うとおりだよ。俺が戻ってきたのは、この会社、新日本プロレスが最高の場所だから」と語り、新日本への思いを強調。その上で、自身も苦境を乗り越えたことを明かした。「俺も一年以上かけて、人生を左右するほど大きな病と戦い、それを克服してここに来た」と、復帰までの道のりを振り返った。 さらにオメガは、「俺こそが変化をもたらし、この会社を救った男」と自負しつつ、キッドに対し挑発的な言葉を放った。 「オマエは弱ったときに、誰かに助けを求めて、そして助けられたかもしれないが、それはオマエがただただ恐れていたからだろう」とし、過去の行動を厳しく批判した。 最後にオメガは、「明後日のリングの中が、最後にオマエが俺に触れることができるチャンスだ」と言い放ち、握手を求めた。しかし、キッドは中指を突き立てた手を銃口のように向けて退場。場内には張り詰めた空気が漂った。 両者の対決は、東京ドームという大舞台で火花を散らすことになる。新日本プロレスの歴史に名を刻む闘いとなるのか、注目が集まっている。 『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE DYNASTY』 日時:2025年1月5日(日)11:00開場 13:00試合開始 ※第0試合は12:00開始 会場:東京・東京ドーム ▼第9試合 時間無制限1本勝負 スペシャルシングルマッチ ケニー・オメガ vs ゲイブ・キッド <写真提供:新日本プロレス>
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