【EV航続距離は100km超】三菱アウトランダーPHEVを大幅改良 最上級の新グレードも登場
乗り心地と内外装デザイン
■2.サスペンション最適化や新タイヤを採用し、より上質で安定した乗心地を実現 サスペンションチューニングを見直すとともに新開発タイヤを採用、路面からの振動やショックを低減し、より上質で安定した乗り心地を実現したという。 さらに電動パワーステアリングのアシスト力の最適化と、出力の向上によるS-AWC制御の見直しにより、旋回中の安定性を向上。これにより、上質な乗心地とより安心感の高い操縦安定性を両立した。 ■3.内外装デザインを一部変更し質感を向上 ◆エクステリア フロントアッパーグリルをスムースな造形にして質感を向上。フロントとリヤのスキッドプレートでは、立体的なデザインへの変更に加え、カラーをチタニウムグレーとした。 また、リアコンビネーションランプをスモークタイプとし、Tシェイプのテールランプを際立たせるとともに、ターンランプ、バックランプをLED化。アルミホイール(20インチ、18インチ)は、より上質感と力強さを表現した新デザインへと変更することで、力強く存在感のあるデザインをさらに強調している。 ボディカラーでは、「ムーンストーングレーメタリック」を新たに採用。人気のソリッド色調グレーに、光の当たり方によりブルーのハイライトが映る特別なカラーとなった。 ◆インテリア 最上級仕様のセミアニリンレザーシートのデザインを変更するとともに、シートやインストメントパネルなどに新色の「ブリックブラウン」を採用することで、モダンでラグジュアリーな落ち着きのある室内空間とした。
利便性とグレード展開
■4.ナビゲーションのモニター大型化やコネクティッド機能の拡充、シートベンチレーション機能などの採用により、利便性と快適性を向上 スマートフォン連携ナビゲーションでは、モニターサイズを従来の9インチから12.3インチに大型化し、コネクティッド機能の機能拡充により、ナビゲーション上でPlaces API(Googleによる目的地検索)や、ストリートビュー、航空写真ビューを見ることが可能となった。 また、運転席、助手席には、体とシート間の熱こもりを防ぎ快適なドライブを提供するシートベンチレーションや、常に優れた後方視界を提供するデジタルルームミラー(フレームレス)などを採用し、利便性と快適性を高めている。 ■5.音質へのこだわりを追求した2種類のオーディオシステムをヤマハと共同開発し、全車に採用 ヤマハと三菱が「アウトランダーPHEV」専用に共同で開発したオーディオシステム「ダイナミック・サウンド・ヤマハ・アルティメット」/「ダイナミック・サウンド・ヤマハ・プレミアム」は、アーティストの息遣いまでも再現する、クリアで高い解像度の中高音やリアルな音へのこだわりを追求しているという。 また、スピーカーを搭載しているドアパネルの隙間を塞いでスピーカーボックスの役割を与えるとともに、スピーカー取付部の剛性も向上することで不要なノイズの発生を低減。それにより、太く躍動感のある低音を実現したと発表。 最上級グレード「Pエクゼクティブ・パッケージ」では、計12個のスピーカーとデュアルアンプの搭載に加え、車速に応じて音量や音質を自動調整しロードノイズの影響を低減するサウンド補正機能により、あらゆる走行条件でも常に最高の音楽体験を提供。 また、「P」/「G」/「M」グレードでは、ウーファーの同軸上にツイーターを配置したコアキシャルスピーカーをリアに採用して計8個のスピーカーを搭載し、高音から低音まで幅広い音域表現を実現している。 ■6.最上級グレード「Pエクゼクティブ・パッケージ」を新設定 新たに最上級グレード「Pエクゼクティブ・パッケージ」を加えた「P」/「G」/「M」の4グレード展開とした。 ベーシックな「M」(5人乗り)では、運転支援技術と予防安全技術など最新機能を装備。充実装備の「G」(5人乗り/7人乗り)では、20インチアルミホイールやコネクティッド機能、エレクトリックテールゲートなどを採用。 上級仕様の「P」(7人乗り/5人乗り)では、上質な内外装と運転席・助手席シートベンチレーションや、リアシートヒーター、3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコンなどの快適装備を標準装備。 そして今回、新たに設定する「Pエクゼクティブ・パッケージ」には、ヤマハと共同開発した上級グレードオーディオシステム「ダイナミック・サウンド・ヤマハ・アルティメット」を標準装備し、本グレード専用の「セミアニリンレザーシート」を採用。 加えてご要望が多かった5人乗り仕様を「P」/「Pエクゼクティブ・パッケージ」に設定している。
AUTOCAR JAPAN(執筆)