【鳴門ボート・PGⅠマスターズC】誕生日シリーズの石川真二/大会初の予選突破へ前進
<17日・鳴門ボート・2日目> <ボート王国 九州・山口!> 今年こそついに壁を突破するかもしれない。過去5回の出場で一度も予選を突破していない石川真二が、2日目に6号艇で白星をマークし、得点率は6.00と準優ペース。予選の残り2日間で大会初のベスト18入りを目指す。
この日はピット離れから軽快で、徐々に「らしさ」が見え始めた。それでも本人は「まだ駄目。普段よりも回転の上がりが遅くて伸び型の傾向。伸びは要らないから、手前に移したい」と、さらに自分らしさを求める構え。「ここを扱えば、と思い当たるところはあるので、まずはそれをやってみよう」。残りの2日間とも1走なので整備の時間はたっぷり。チャレンジする価値はある。 大会4日目の4月19日に54歳になる。大体いつも誕生日シリーズのこの大会なのに、なかなか活躍できないのは「重度の花粉症のせいかな」。ただ今節、花粉の飛散は比較的軽度。そんな状況も味方に、誕生日前にさらに白星を追加したい。 初出場組の山口支部勢も躍動した。オープニングの1Rで谷村一哉が順当にイン逃げを決めれば、この日のトリの12Rでは寺田祥が4カドから2着と好成績を収めた。
谷村はインから04の早いS。「確信を持たずに行った」というアバウトな仕掛けでそのタイミングは、普段から鍛えたS勘のたまもの。「混合気の調整もまだ分かっていないし、いろいろやらないと」。幸いにして2日目は1走。レース後に残った時間を全て費やし、細かな作業を一つずつこなした。 寺田は「伸び型にして、伸びは良かった」と狙い通りの仕上がりが成績につながった。3、1枠の3日目は調整にひと工夫が必要だが、的確な判断でさらにポイントを稼ぐ。