左から）濵田崇裕、神山智洋、王林

ミュージカル『プロデューサーズ』の取材会が11月7日に行われ、WEST.の濵田崇裕さんと神山智洋さん、王林さん、演出・振付のジェームス・グレイさんが登壇しました。 【写真】タキシード姿の濵田崇裕＆神山智洋、タイトミニワンピ姿の王林の写真を見る 本作は、1968年の同名映画をもとに2001年にブロードウェイで舞台化され、同年のトニー賞にて12部門で最優秀賞を受賞した大ヒットミュージカル。 落ち目のプロデューサー、マックス・ビアリストック（濵田）と、気弱な会計士、レオ・ブルーム（神山）がタッグを組み、女優志望のウーラ（王林）を巻き込み“史上最低”なミュージカルを作って一獲千金を狙う、華やかかつコミカルな物語です。 濵田さんは「楽しみにしておりました、初ミュージカル。不安はなく、リハーサルからジェームスといろいろなジョークを交えて、稽古場がいつも楽しくて1ヵ月あっという間でした」とニッコリ。 神山さんは「（WEST.デビューの）10周年というタイミングで濵ちゃんとミュージカルをできて、稽古中からすごく安心感がありました。濵ちゃんはコメディをたくさんやっているから、迷ったときは濵ちゃんに相談しています。隣にいてくれて心強かったです」と笑顔を見せました。 王林さんは「ミュージカルは初めてなんですけど、初めてがこんな体験でいいのかっていうぐらい恵まれた環境、スタッフさんたち、演者の皆さん…衣装、音、セットも豪華で、すごく面白い作品です。稽古が大変なときも『皆に会えるから頑張ろう』って思えた」と微笑みました。 ジェームスさんは、3人の魅力について「まず、きれいです。美しくかつ面白い役者さんはなかなかいない。もちろんそれだけでなく、演技、歌、ダンスも才能あふれる3人です」と絶賛。 神山さんは、稽古中どんなときに濵田さんに相談したか聞かれると、「コメディパートがいろいろなところに散りばめられていて、それぞれがそこを担っている。『どうやったら面白くなるやろ』って自分なりに考えるんですけど、答えが出なくて。でも、濵ちゃんに相談すると『めっちゃ、おもろいやん！』っていう答えが返ってくる」と明かしました。 濵田さんは「僕もほぼほぼ、新納（慎也）さんに助けていただきました」と、共演者同士で支え合っている様子。 そして濵田さんと神山さんに、「この稽古でお互いに改めて発見したこと」を聞かれると、濵田さんは「20年くらい一緒にいるので…」と戸惑いつつも、神山さんが楽屋に掃除グッズの“コロコロ”を持参していたことを明かしました。 「え！？神ちゃん、こんなに綺麗にする人なんだ！」と、非常に驚いたそう。神山さんは「楽屋って休む場所なんで、ホコリがあると気になっちゃう」と答えました。 そんな神山さんは、濵田さんについて「一緒にお芝居をしたことはあるけれど、2人っていうのは初めて。（濵田さん演じる）マックスがボディランゲージをすると、僕も条件反射でやっちゃうんです。それは、この20年の付き合いがあるからこそ、成せることなのかな。お互いのことをわかってるから、最初から遠慮なしにいろいろできちゃう。『ここ、こうしたいやろな』って、なんとなくわかるんです。阿吽（あうん）の呼吸を改めて実感しました」と語りました。 濵田さんは「（WEST.の）ほかのメンバーでは成立しないシーンもあったと思う」と、神山さんとのコンビネーションに自信をのぞかせました。