イスラエル首相「レバノン停戦を確実に履行」、安保閣僚が協定承認
[エルサレム 26日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は26日、テレビ演説で、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラとの衝突を巡る停戦協定を履行する用意があると言明した。同日遅くに停戦協定を閣僚全員に提示する方針。 イスラエルのチャンネル12によると、先に安全保障担当閣僚が停戦協定に合意した。 この協定は27日に発効する見通し。 ネタニヤフ首相は「われわれは合意を履行し、いかなる違反にも断固として対処する。勝利するまで継続する」と語り、米国との全面的な連携を強調。「ヒズボラが合意に違反したり再武装を試みたりすれば、断固たる攻撃を仕掛ける」とした。 また、停戦の理由として、1)イランに焦点を絞ること、2)消耗した武器の補給と軍の立て直し、3)パレスチナのイスラム組織ハマスを孤立させること──を挙げた。 ヒズボラについては、最高幹部の排除や武器の破壊、数千人の戦闘員の無力化などを通じ、紛争開始当初に比べかなり弱体化させたとの認識を示した。