初来日したエイダン・オブライエン調教師が美浦トレセンで施設を見学「スケールが大きい」
世界を代表する名伯楽のエイダン・オブライエン調教師(55)=アイルランド=が初来日し、20日は東京競馬場でジャパンCに送り込むオーギュストロダンの調教を見てから、息子のジョセフ、ドナカ(ともに調教師)らと茨城県・美浦トレセンを訪問。調教スタンドからひと通り施設を見学後、尾関厩舎などを訪問した。 「スケールが大きい。いろんな施設で充実していて、ただただ驚いた」と感心したエイダンは、「人も優しい。文化も素敵だと思う。おもてなしの心など、日本に着いた瞬間から居心地良く感じた」と日本に対しても好印象を抱いたようだ。 自厩舎を案内した尾関調教師は「もしかしたら(エイダンが)来るかもという話はアテンドの方から聞いていました。お話しするのはきょうが初めて。ウオーキングマシンや洗い場、馬房など、いろいろ設備的に良くできているところや雰囲気を見てくれていた。(厩舎内の)ミストに関心を示していましたね。こちらとしてもいい経験でした」と様子を説明。ドゥレッツァで挑むジャパンCにはエイダンと英インターナショナルS(シティオブトロイ1着、ドゥレッツァ5着)以来の再戦となり、「今回は地元なので負けないようにと思います」と意欲を口にした。