アウディ、店舗に新CI 日本で14年ぶり刷新 レイアウトに柔軟性 1号店は名古屋瑞穂
フォルクスワーゲングループ(VGJ、マティアス・シェーパース社長、愛知県豊橋市)は10月11日、アウディ店に新たなコーポレートアイデンティティー(CI)を導入したと発表した。国内でのCI刷新は14年ぶり。従来はさまざまな条件を満たす必要があったが、新CIは店舗の規模や特性に応じてレイアウトや機能を選択できるようになったのが大きな特徴。第1号店はホワイトハウスユーロオートモーティブ(木村文夫社長、名古屋市名東区)が運営する「アウディ名古屋瑞穂」(同瑞穂区)で同日オープンした。VGJは2025年に、5店舗に導入し、順次拡大していく考えだ。 新CIの名称は「プログレッシブ・ショールーム・コンセプト(PSC)」。従来のCIは展示車両や商談スペースなどを、どこに配置するのか厳格に決められていた。今後はディーラー側の希望に応じた店舗づくりがしやすくなる利点がある。 また、新たな販売プロセス「アウディ・リテール・エクスペリエンス(ARE)」も取り入れた。セールススタッフは、ノーネクタイやスニーカーでの顧客対応が可能になった。親しみやすい服装とするなどし、顧客が気軽に来店できる環境づくりにもつなげる方針だ。