FW矢村健の3戦連発となる1試合2発で藤枝が3連勝!仙台はホームで優勝争い遠のく痛い敗戦
[9.14 J2第31節 仙台2-3藤枝 ユアスタ] 藤枝MYFCが敵地でベガルタ仙台を3-2で下した。 【写真】森保監督、スプリンクラーから子どもを助けて猛ダッシュ 藤枝が立ち上がりの先制点で主導権を握った。前半4分、ロングパスでエリア内に入ったFW矢村健が角度のない右サイドからダイレクトでニアを抜くシュートを蹴り込み、先制点を奪う。矢村は3戦連発。 さらに攻め込む藤枝は、前半20分にMFモヨマルコム強志が粘ってクロスを入れると、矢村がダイレクトで合わせる。これはGK林彰洋のセーブに遭ったが、同30分、ワンタッチで軽やかにパスを回すと、MF千葉寛汰のポストプレーから飛び出したMF梶川諒太が左足で決めて、リードを2点に広げた。 ただ前半終盤にかけてようやく仙台もエンジンがかかり出す。前半40分のFWエロンの右クロスからFW中島元彦が合わせたヘッドはわずかに枠外に外れたが、同43分、中島のスルーパスでエリア内に入ったMF松井蓮之が粘って落としたボールをMF郷家友太が右足で蹴り込んで、1点を返した。 しかし後半に入ると藤枝が突き放すことになる。後半4分の千葉のヘッドはクロスバーに嫌われたが、同10分、先制点と同じようにDFラインからのロングパスから矢村がゴール前に侵入。DFを外して左足でゴール左隅に流し込んで3-1とするゴールを決める。矢村の1試合2発は今季4度目で、今季の得点数を13に伸ばした。 ホームで負けられない仙台は、後半21分に3枚替え。FW中山仁斗、MF工藤蒼生、FWオナイウ情滋を投入する。さらに同30分からは4試合ぶりのベンチ入りとなっていたMF名願斗哉を送り込んで、リズムに変化を求める。そして同35分にはMF松井を下げてFW菅原龍之助を投入。攻撃意識を高めて攻めに出た。 すると後半アディショナルタイム1分、オナイウの右クロスを中山が体に当てて押し込み、1点差に詰め寄る。だが追い上げ及ばず、試合は3-2で終了した。仙台は3試合ぶりの黒星で上位争いの中で手痛い黒星。ホーム戦の敗戦は、5月26日の岡山戦以来となった。一方の藤枝は3連勝で勝ち点を45に伸ばした。