20代、3人に1人は好意的…「デジタル給与」のメリット・デメリットまとめ
20代が抱える「デジタル給与」への本音
「実際に自分が利用するか分からないが、新しいことを積極的に取り入れる企業は好感が持てる」 「給与の受け取り方の選択肢が、複数用意されているのは嬉しい」 「社員の利便性を高めようと新しい方法を導入する企業は、働きやすい環境なのではないかと思う」 同調査では、上記のような声がまとめられていました。概ね好意的だといえるのではないでしょうか。 実際、企業がデジタル給与を導入したら「好感が持てる」と回答した20代は18.1%。 「どちらかと言えば好感が持てる」33.0%を合わせると20代の半数はデジタル給与に親しみを持っているといえるでしょう。 それでは「デジタル給与」のメリット・デメリットをチェックしていきましょう。
デジタル給与のメリット3つを解説
キャッシュレス決済が広がっているなかで「デジタル給与」には、どのようなメリットがあるのでしょうか。 ●デジタル給与のメリット1:手間や手数料がかからない デジタル給与払いでは、給与がそのままキャッシュレス決済口座に振り込まれます。 通常チャージするのに必要な手間や手数料がかかりません。 もちろん現金も下ろさずにすむため「休憩時間がATMに並んでいたら終わってしまった」ということもなくなるでしょう。 ●デジタル給与のメリット2:金融機関の口座を開かなくてもいい デジタル給与では金融機関を介さずに給与が振り込まれるため、口座を所有する必要がありません。 母国語以外の言語圏において、金融機関で口座を開くのは難しいもの。 言語の壁を感じる外国人にも優しい支払い方法といえるでしょう。 また、外国人労働者を確保しやすくなることは企業側にとっても大きなメリットとなりえます。 ●デジタル給与のメリット3:送金の手数料が比較的小さくなる場合がある 企業側のメリットは外国人労働者の面だけではありません。 給与を送金する際のコストが比較的少なくすむケースが増えるためです。 給与を金融機関に振り込む場合、一般的に手数料がかかります。 支払う人数によっては大きなコストになる場合もあるでしょう。 その点、資金移動業者であれば比較的手数料を抑えて給与を振り込むことができるケースもあります。